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撮影当日はほとんど事務作業ができないので、前日は遅くまで残業し、前日夜はストイックに夕食を抜いて最後の減量を行い(というか仕事帰りに行きつけのバーでアテなしで軽く飲んだだけ)当日を迎えました。
普段はビジカジスタイルか私服で仕事をしているので、どんな衣装で撮ってもらうか悩みましたが、ジョジョ立ちで撮影してもらうことを考えたら、ビジカジや私服よりスーツのほうがビシッと決まって格好いいと考えスーツにしました。
4着ある私のスーツ(ブルー・ブラックのウィンドウペーン・ライトグレー・ネイビー×グリーンのタータンチェック)の中から、写真のときに1番映えてジョジョ立ちを引き立てるだろうという理由で、私が勝手に「不動のエース」と呼んでいるブルーをチョイス。
シャツもブルーにして(もう白シャツにして後悔したくない)、ネクタイはブルー地によく映えるレインボー柄のナロータイ、ネクタイに合わせてハイビスカスとパイナップル柄のチーフを合わせました。
美容室でカットとパーマ、ヘアセットをしてもらい、昼食を摂ってフォトスタジオへ。
フォトスタジオに行くと、私と年の近そうな(20代後半~30代前半くらい)イケメンの長髪男性カメラマンさんと、20代前半くらいの美人女性メイクさんがいらっしゃいました。
メイク付きプランを予約したのでメイクをしてもらいます。
見た目ギャルっぽい雰囲気のメイクさんは和やかな雰囲気で話しかけてくれながら、手早い動きでメイクアップしてくださいます。
プロフィール写真撮影用なので、写真映えするように眉毛や鼻筋をくっきりメイクしてくださいます。
髭も実際より若干濃い目になるよう描き足してくださいました。
普段メイクをしない私、メイク後の5割増しくらい格好よくなった顔にビックリ(ビフォー&アフター写真を撮っておけばよかった…)。
メイク後、カメラマンさんから「(2枚の写真はそれぞれ)どんなポーズで撮りますか?」と訊かれたので、「1枚は真面目に立った感じで、あともう1枚は(東方仗助の)ジョジョ立ちで」と伝えると、「うぉぉぉぉぉおおおお!!それは面白いっすね!!」とカメラマンさんもメイクさんもノリノリになってくれて、皆さんスマホで東方仗助のジョジョ立ちを画像検索しながら、「こんな感じでいきましょう!」「体のうねりを表現したいですね!」などボルテージ高めで話し合い、いざ撮影タイムへ突入。
まずは真面目バージョンの写真から。
カメラマンさんと話し合い、直立不動(気をつけのポーズ)・手を前で組むポーズの2種類を撮影し、良いほうを採用することになりました。
日本人男性は笑顔をつくるのが苦手な人が多いですが、私は普段からYouTubeのサムネイル画像撮影で笑顔をつくっているので、笑顔をつくるのは特に苦ではありません(この点はYouTubeをやっていて良かったことの1つ)。
少しずつ顔の角度や表情を変えながら30枚くらいバシャバシャ写真を撮ってもらい、真面目バージョンの撮影は終了。
続いていよいよジョジョ立ちバージョンの撮影。
「手の位置はこうすると顔が影になりにくいです」「左踵はもう少し上げて」「若干後ろ向きからこちらに向いて体のラインを出してみましょう」とカメラマンさんからポーズ指導を受けながら撮影していきます。
メイクさんもスマホ片手に「左足と右足の間(歩幅)はもう少し短めにしたほうが本物に近くなります」「上半身の傾きはもう少し起こし気味で」とノリノリでアドバイスをしてくれます。
※カメラマンさん・メイクさんと話し合い、できるだけ完全コピーを目指しつつ、本物よりも躍動感が出るようにポーズを若干アレンジしました
ジョジョ立ちで撮影したいと言って冷めた雰囲気で撮影されたらどうしよう…と思っていたので、お2人ともノリノリ・和やかなムードで撮影できてよかったです…このフォトスタジオを選んで良かったと心の底から思いました。
フォトスタジオで新しいプロフィール写真を撮影中なう。ジョジョ立ち。 pic.twitter.com/ej5kj6Wvxd
— 石川 琢磨|特定社会保険労務士 (@tkmkobe) April 8, 2022
ただこの姿勢、腰への負担が尋常ではありません。
のちほどお見せする仕上がり写真をご覧いただけるとわかりやすいのですが、こちらのポーズ、若干背景側を向いた状態から、左踵を上げ全体重を右足の爪先に乗せたまま、上半身を思いっきりカメラの方向へ捻って(下半身と上半身の向きが反対の捻転状態)、両腕を肩の高さまで上げて指先をピンと伸ばし、腹筋に力を入れながら体を背中側へ傾けるという、関節や筋肉の可動範囲・物理法則を完全無視した姿勢とキリッとした表情を撮影中(約1分間×3回)ずっとキープしなければなりません。
皆さんも一度この姿勢をとって1分間キープしてみてください。
腰がグッシャグシャに砕け散ります。
※ギックリ腰にならないようお気を付けください
こちらも少しずつ顔の角度や表情を変えながら30枚くらいバシャバシャ写真を撮ってもらい、撮影が終わるとその場にへたり込んで倒れそうになりました。
何事もそうですが、こういうことは中途半端にふざけるのが1番全然面白くなくて、いっそ振り切って思いっきりふざけたほうが面白いし、周囲の共感も得やすいので、腰が悲鳴を上げようと我慢してキレッキレの姿勢と表情をキープし続けました(「仕事は真面目に、それ以外は思いっきりふざける」がモットーです)。
撮影後は、それぞれ30枚くらい撮った写真の中から4枚ずつ表示してどれが1番良いか選び、トーナメント方式で最終的にベストショットの1枚をチョイス、その後少しホクロを消し、過剰なスーツの弛みや顔の左右の違いをAdobe Photoshopで修正してもらい、写真のイメージに合わせた色調補正をしてもらって完成。
最終的に完成した2枚の仕上がり写真がこちらです。
いかがでしょう?私的には「最&高」に良い仕上がりだと思います(さすがプロのお仕事)。
ジョジョ立ちバージョンのほうはどことなく宝塚歌劇団の男役トップスターさんにも見えてきます(自画自賛)。
仲の良い一部のTwitterフォロワーさんからは「アイドルのオーディション最終選考で落ちる人みたい」とか「マジシャンみたい」など言われましたが、全体的には「ビシッと決まっている」「カッコいい」と上々のご評価をいただけたように思います(ありがとうございます)。
←真面目ver.
ジョジョ立ちver.→本日フォトスタジオで新しいビジネスプロフィール写真を撮影しました。
撮影中ジョジョ立ちポーズをキープし続けたため、ただいま腰がめっちゃ痛いです。 pic.twitter.com/rh49VxiCVQ
— 石川 琢磨|特定社会保険労務士 (@tkmkobe) April 8, 2022
ただ、やはり腰へは想像以上のダメージを及ぼしていたようで、撮影後から翌日にかけて腰痛が治まりませんでした(撮影当日夜は痛みを散らしに前夜と同じ行きつけのバーでお酒を飲みました)…
『ジョジョ立ち』というのはあくまで漫画の世界の話で、決して生身の人間が再現すべきポーズではないということを身をもって学びました。
本日撮影したこちらのジョジョ立ち写真。足元をぜひご覧いただきたいのですが、少し後ろを向いた状態から、左踵を上げ全体重を右足の爪先に乗せたまま、腰を思いっきり前へ捻って、体を後ろへ傾けています。皆さんも一度この姿勢をとって1分間キープしてみてください。腰がバキバキに破壊されます。 pic.twitter.com/SKiFuR3HzG
— 石川 琢磨|特定社会保険労務士 (@tkmkobe) April 8, 2022
早速Twitterのアイコン画像をジョジョ立ちバージョンに変更し、弊所ホームページの「PROFILE」ページに掲載されている私の画像も、4/8(金)~10(日)限定でジョジョ立ちバージョンにしています(4/11(月)以降は真面目バージョンに設定)。
新しいプロフィール写真ともども、弊所を今後ともどうぞよろしくお願いします。
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