健康保険料率が下がる協会けんぽのインセンティブ(報奨金)制度とは?

健康保険

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こちらの動画を観ながら読むとより読みやすいです

 

神戸の社会保険労務士・石川です。

今回は健康保険・とりわけ協会けんぽのお話をしたいと思います。

企業で働く人やその家族が加入する健康保険は、全国健康保険協会が管掌する協会けんぽと、健康保険組合が管掌する組合けんぽとがあります。

うち、協会けんぽの健康保険料率は毎年3月分から改定されることになっていますが、2020年3月分の改定からは、新たにインセンティブ制度が反映されるようになります。

このインセンティブ制度が反映されることによって、協会けんぽ加入の各事業所・各被保険者の努力しだいで保険料が引き下げられるようになります。

今回は、このインセンティブ制度の仕組み、また、保険料を下げるには何をすればいいかについてお話しします。

インセンティブ制度の仕組み

インセンティブ制度は、各事業所から徴収する健康保険料の一部を、健康維持・健康改善に関する評価指標における各都道府県支部の達成度に応じて報奨金として配分し、保険料率に反映させる仕組みです。

もう少し詳しく言うと、健康保険料のうち0.01%分(ただし、2020年度保険料率に盛り込む率は0.004%、2021年度保険料率に盛り込む率は0.007%、2022年度以降の保険料率に盛り込む率は0.01%)を報奨金財源として設定し、全47都道府県支部のうち、達成度の高い上位23支部に対し、報奨金として配分します。

報奨金が配分された都道府県支部は、その報奨金を支部の財政に充てられるため、その分健康保険料を引き下げることができるという仕組みです。

上位23支部の中でも、その達成度に応じ、1位が最も多く、2位がその次・・・というふうに、報奨金の額に差が設けられて配分されます。

そして、この仕組みは毎年、各年の達成度が2年後の保険料率に反映される仕組みとなっています。

つまり、このインセンティブ制度は、保険料率引き下げをかけた「都道府県支部対抗戦」となっているのです。

 

保険料を下げるために

では、このインセンティブ制度により、保険料をさげるために、各企業や皆さんひとりひとりは何をすればいいのでしょうか?

インセンティブ制度における評価基準は、健康の維持と改善、および医療費の削減を目的として、以下の5つとなっています。

(出所)全国健康保険協会HPより転載

保険料を引き下げたいのであれば、特定健診をきちんと受ける、特定保健指導をきちんと受ける、ジェネリック医薬品が選択できるならジェネリック医薬品を選択するなど、企業、被保険者とその家族の取り組みが大切です。

また、企業で独自に特定健診などを行っているのであれば、その結果が協会けんぽに提供されない限りポイント加算されないため、結果を協会けんぽに提供することも大切です。

 

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