方言根無し草 ~大阪・東京・神戸~

B面

神戸の社会保険労務士・石川です。

以前に書いたハゲ疑惑に関するブログに続き、今回も名古屋の税理士・綾野真紀先生の方言に関するブログを読んで共感させられる部分があったため、同じようなテーマでブログを書いてみることにします。

はい、パクリです。

名古屋っぽく言うなら「パクリャー」です(たぶん違う)。

※綾野先生にパクリの了解を得ています

大学卒業まで~大阪弁~

私は大阪市の天王寺区生まれ・西淀川区育ちという「大阪下町系シティボーイ」です。

大阪府は日本で2番目に小さい面積(1988年に香川県の面積が減るまでは日本一の小ささだった)ですが、旧国の関係か、この狭い中に3つもの方言(摂津弁・河内弁・泉州弁)があり、それぞれけっこう異なります。

津軽弁と南部弁、尾張弁と三河弁のような違いでしょうか。

それぞれの地域内でも北部や南部などでアクセントや言葉遣いの細かな違いはあるのですが、大学卒業までの私は、上方落語の噺家さんのような、それはそれは非常に上品な大阪弁(摂津弁の一部)を使う好青年でした。

嘘です、実際はウルフルズ「大阪ストラット」の会話シーンのようなコテコテの大阪弁でした。

 

就職と東京時代~標準語~

大学卒業後、私は就職とともに上京し、「郷に入りては郷に従え」の精神のもと、標準語を操るようになりました。

会社の同期に「標準語のイントネーションでおかしいところがあったら遠慮なく指摘してほしい」とお願いし、徹底的にシゴいてもらった結果、上京して3ヶ月くらい経った頃には、仲の良いお客様との会話でも、

客「石川さん、GWはどうされたんですか?」

私「帰省しておりました」

客「えっ!?石川さん、地方出身だったんですか??知りませんでした・・・」

と言われるほどの立派な標準語話者(自称)となっていました。

 

大阪へ帰ってきたのに標準語

標準語での生活が当たり前になっていた社会人3年目、地元・大阪への転勤を命じられました。

大阪では、標準語を使うよりは大阪弁を使えたほうが仕事がやりやすいため、大阪弁に戻そうと試みますが、いったん標準語にシフトするとこれが上手くいかず、中途半端なイントネーションになってしまいます。

例えるならば、他地方出身の俳優さんがドラマなどで大阪弁のセリフを話したときの、イントネーションがおかしく違和感がある大阪弁です。

大阪の人は、このような中途半端な大阪弁を非常に嫌います。

「大阪へお帰りなさい会」を開いてくれた中学の同級生達からも「大阪を捨てた男」となじられたほどです。

なので、地元へ帰ってきたのにもかかわらず、しばらくの間(3年くらい)は標準語を使っていました。

 

神戸へ移住~ごちゃ混ぜ~

ちなみに、関西へ戻ってきて7年、当時よりはまだマシになってきましたが、この「中途半端な大阪弁」は未だに直っていません。

先日も、奈良出身の女性に「あまり関西弁っぽくない関西弁」と言われました。

しかも、大阪から神戸へ移り住んで3年半、今ではたまに神戸弁も出てしまう始末。

綾野先生は「名古屋弁と三重弁の切り替えができるようになった」みたいですが、私は切り替えどころかどっちつかずの根無し草。

 

方言根無し草が私のアイデンティティ

とはいえ、大阪へ戻ってきたばかりのときは、自分の不器用と中途半端なイントネーションが嫌いでしたが、最近ではまったく気にならなくなったというか、この中途半端なイントネーションが、なんとも私らしくて良いのかもしれません。

大阪弁も好きだし、標準語も、神戸弁もそれぞれ良いところがあって好き。

そしてこれらがごっちゃになった私のイントネーションが、大阪・東京で人生の基礎をつくり、神戸の地に少しずつ根を張ろうとする私の生き方のアイデンティティを表しているようで、少しずつ好きになってきました。

年齢を重ね、自分の状況や周りの状況に対して寛容になったり好きになったりできるようになったんでしょうね。

「加齢」は「華麗」、年齢を重ねるのも悪いことではありませんね。

 

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