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独立前に社労士事務所で実務経験を積むのはアリ?ナシ?

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こちらの動画を観ながら読むとより理解しやすいです

 

神戸の社会保険労務士・石川です。

今回は、今後社会保険労務士(以下:社労士)として開業されるご予定の方々に向けたお話をしようと思います。

社労士として独立する前に、社労士事務所で実務経験を積んだほうが良いのかというテーマです。

社労士になるには社労士会に登録する必要があり、登録するには試験合格に加えて2年以上の実務経験が必要となります。

ですが、試験合格後にお金を払って事務指定講習という通信と座学の講習を受講すれば、実務経験要件を満たしていなくても登録が可能となります。

ですので、理論的には、社労士になるためには必ずしも実務経験が必要というわけではありませんが、実際問題として、実務経験を積んでいない社労士は開業しても業務をこなせるだけのスキルを持っているのかという意見もあると思います。

これについてはさまざまな意見があると思いますが、私なりの意見を述べたいと思います。

独立前に社労士事務所で実務経験を積むのはアリ?ナシ?

人事労務関係業務未経験ならアリ

社労士事務所での勤務、企業での労務管理、行政機関での勤務経験など、労働や社会保険に関する業務の経験が全くない方は、社労士事務所で実務経験を積むのもアリだと思います。

私は、大学卒業後、金融業界の営業として勤務していたため、社労士としての実務経験どころか、労働・社会保険の実務に触れたことが一切ありませんでした。

社労士を目指そうと思ったのは、将来の展望とキャリアビジョンを勘案して決めたのですが、これまでまるで経験が無かったため、実務を積みつつ合格を目指すことにしました。

というのも、もし実務を積まずに社労士として開業したとして、事務指定講習で習得できることは限られており、さまざまな手続や労働法と社会保険制度の仕組み、またそれらを踏まえたうえで自分は顧客企業に対しきちんとしたコンサルティングができるのか、できるようになるためにはある程度の修業が必要なのではないかと考えたからです。

そんなわけで、私は大阪のとある社労士事務所で2年間修業させてもらいました。

その社労士事務所は小さい事務所だったため、労務コンサルティング、入退社手続、労災、助成金、給与計算など、おかげさまでさまざまな実務を経験させてもらいました。

大きい事務所だと各種業務ごとにチームが分かれていることがあるため、幅広い経験をさせていただいたことには本当に感謝しております。

現に、私が開業したときからある程度の実務に対応できるようになっていたのはひとえに修業先の社労士事務所あってのことです。

 

家計を支えなければならない立場ならやめておいたほうが良い

たしかに社労士事務所などで実務経験を積むのは、今後開業するうえでのスキルを習得するという点では良いのですが、家計を支えなければならない立場の方のは余りオススメしません。

というのも、未経験で人事関連の職種へ転職することは難しく、また、未経験で社労士事務所に勤めたり、行政機関で勤務したりするのは経済的に大変だからです。

未経験でこれらの実務を積むには、かなりの低賃金を覚悟しなければならないからです。

社労士に限らず士業の業界というものは、資格を取ってナンボの世界ですし、資格を取るまではある程度の冷遇を覚悟しなければならないと思います。

また、行政機関でも勤務にしても多くの賃金は見込めません。

下手すれば賃金は社労士事務所勤務以下かもしれません。

かかる状況下、家計を支えなければならない立場にある方なら、「働いて家計を支えながら実務を積み、開業を目指す」というビジョンはほぼ不可能なのでやめておいたほうが良いと思います。

たとえ事務指定講習による登録・開業でも、開業後に豊富なスキルを駆使されてご活躍されている社労士の先生方もたくさんいらっしゃるのでなんとかなると思います。

 

ですので、これから社労士を目指す方々におかれましては、ご自身の状況と将来のビジョンを踏まえて、今後のプランニングを考えられるのが良いと思います。

 

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